moom.el のバージョン 1.6をリリース

かねてより自分のために書いてきた moom.el の version 1.6 をリリースしました。

前回のバージョンでは Windows 10 (w32) での動作を改善しましたが、今回は新機能の追加というところで、 undo 機能を盛り込みました。デフォルトのキーバインドは C-c C-/ です。例のごとく、キーバインド自体はデフォルトで無効になっていますので、適宜有効化してください。

(with-eval-after-load "moom"
  ;; undo のバインドのみ設定
  (moom-recommended-keybindings '(undo))
  ;; undo を含む、全てのプリセットバインドを設定する場合
  ;; (moom-recommended-keybindings 'all)
  (moom-mode 1))

基本的に、フレームの位置とサイズが変更されるユーザアクションをコマンドとして考えて、コマンド発行時の状態を履歴として記録しています。何回分を保存するかは、 moom-command-history-length で制御でき、デフォルトは100回です。

コマンドによっては、内部の hook が別なコマンドを呼んでいることもありますが、それらは履歴には記録していません。また、 moom-cycle-frame-heightmoom-toggle-frame-maximized などは、状態がループするタイプのコマンドなので、これらも履歴には含めていません。

主なユースケースとしては、直前に発行したコマンドを巻き戻す(1回だけやり直す)が重要かなと思います。その意味でデフォルトの100回保存はちょっとオーバー設定かもしれません…が、今のところ大した情報は保存していないので、問題ないかなと思います。将来的に履歴として保存する情報が増えるようなら、10回程度に変更するかもしれませんが、いずれにしろカスタム変数なので、自由に変更できます。

Enjoy!

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