init.el の読み込みを計測(2)

init.el をドラスティックに変更して、元々 postpone.el 用に括り出していた設定と Org Mode に関する設定を、それぞれファイル化して init.el から分離してみました。計測した時間をみるとわかりますが、かなりの効果が得られました。

ファイルの分離方法は簡単で、ソースブロックの :tangle オプションに yes ではなく、ファイル名を与えるだけです。例えば、次のような感じです。

#+begin_src emacs-lisp :tangle late-init.el
;; postpone.el に紐付ける設定群
#+end_src

#+begin_src emacs-lisp :tangle init-org.el
;; Org mode に紐付ける設定群
#+end_src
Table 1: init.el 読み込みシーケンスの時間計測
CUI[ms] GUI[ms]
startup 4.70 4.77
core 2.45 2.63
point 0.06 0.10
editing 0.74 0.65
presentation 3.33 2.99
media 0.19 0.08
history 0.32 0.28
development 0.05 0.05
Org Mode 0.0 0.0
frame and window 1.59 3.68
font 0.49 0.60
utility 0.72 0.71

合計値を前回の計測(init.el の読み込みを計測)と比較すると、圧倒的な優位性です。削減された時間は、 postpone.el の読み込み時と Org バッファを初めて開いた時に割り振られます。

Table 2: 前回との比較
CUI[ms] GUI[ms]
第一回(前回) 74.91 66.18
第二回(今回) 14.64 16.54
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