和風クリームパスタに挑戦

教科書として常備している落合シェフの本。

今回はこの教科書をちゃんと読んでから、自分の中ではハズレのない和風パスタに応用してみた。とても旨かった。

先日のトマトクリームパスタがいまいちだったので、シェフの教科書をよく読んでみると、生クリームの使い方にはいくつかのセオリーがあるようだ。教科書の P.118 にある「生ハムとグリーンピース入りクリーム風味のフェットチーネ」のレシピから引用する。

クリーム系のソースの決め手となるのが塩加減で、これがむずかしい。

最終的な塩見はやや強めにきかせる。

最初のサラリとした常態から、この程度のとろみが付けばOK。(略)煮詰めてコクを出し、(略)とろみをつける。

なるほど、なるほど。ちなみに教科書のこのメニューは、「パン・プロ・ピー」と呼ばれているらしい。

イタリアでは、パンナ(生クリーム)、プロシュート(生ハム)、ピゼッリ(豆)の頭をとって、「パン・プロ・ピー」の愛称で呼ばれている、おなじみのメニューだ。

さて、今回のチャレンジで総じて理解したのは、大きく4つ。

  • 生クリームを使うと、麺の舌触りが変わり滑らかになる。
  • 生クリームは沸騰させてはだめだが、詰めるのはOK。
  • 塩見は強めを意識する。
  • 和風と合わせても大丈夫、むしろ旨い。
Table 1: レシピ(材料・二皿分)
材料 分量 単位
玉ねぎ(中) 1/4
ベーコン 適量
舞茸 適量
みりん 20 [cc]
白だし 40 [cc]
生クリーム 60 [cc]
オイル 30 [cc]
茹で汁(1%) 30 [cc]
バター 10 [g]
パスタ 170 [g]

いつもの和風パスタは、みりん・白だし・醤油でベースを作るけども、醤油を入れると生クリームの色が活かせないと判断して、今回は白だしだけにした。また上記の「強めの塩見」は、バター、茹で汁、そして白だしを使うことでクリアしている。

まだまだ改良は必要だろうけども、初回にしては味も見た目も満足。

ごちそうさまでした。

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