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SuSE Linux
SUSE Linux 11.0
64ビットOSとして SUSE Linux 11.0 を導入しました.本当のところは,使い慣れた Vine Linux を使いたかったのですが,現時点(2008-07-18)においては64ビットに対応してないので,UbuntuかSUSEかで迷いSUSEを選択です.なんとなく,SUSEの方が好みです.
インストール
64ビット版SUSE Linux 11.0のイメージをダウンロードし,DVDに焼きます.インストール手順は非常に簡単で,ウィザードに沿っていけば問題なく終了するはずです.基本のインストールは10分くらいでしょうか.
- インストールしたいがうまく行かない場合(VMWare Fusion でも同様)
インストール時に日本語環境を選択せず,英語のままセットアップするとうまく行く可能性があります.キーボードも英語を選択します.
- 英語環境だとリポジトリの確認で固まる場合
日本語環境を選択肢,リポジトリの確認を通過させる.その後「戻る」で言語選択まで戻って英語環境を選択する. こうするとリポジトリの確認が済んだ状態で英語環境のインストールを進められる.
インストールが完了し,HDDから起動できるようになったら日本語環境に変更します.
APCのUPSと組み合わせる
SUSE Linux 10.1
2006年5月11日にリリースされた SuSE Linux 10.1
最近,知り合いに勧められたのを機に使い始めました.これまでは日本語環境が強く,安定志向の Vine Linux を好んで使ってきましたが,SuSE の総合的な使いやすさは凄まじいと思います.
大学のメイン端末を WindowsXP と SuSE のデュアルブートに設定しました.以前は,Vine Linux とのデュアルブートでしたが,開発環境は別の専用端末に移植してあるので,GUI が洗練されている SuSE に変える価値が多分にあったわけです.
2006年6月9日から,openSUSE コミュニティの日本語サイトがオープンしました.
SuSE は,これからいろいろ試してみようと思います.そろそろ OS にお金を払うのもどうかなーと思っていたので,今後は,Windows でできることはとりあえずすべて SuSE でもできるように設定を変えたり,ツールを集めてみようと思います.
DVDのイメージ化
雑誌などに付属する DVD からインストールを行うとその後のアップデートでアップデートソースが DVD になります.
そこで DVD をイメージ化して HDD に置いて代用します.
# dd if=/dev/hdX of=/home/XXXX/dvd.iso
if の後ろのパスは df コマンドで DVD デバイスを調べると分かります.of の後ろはイメージの出力先とイメージ名です.
インストールソースの変更
YaST2 を使用した GUI によるパッケージ管理は,パッケージを取得するためのソースの指定が正しくされていることが前提です.インストール時に接続したサーバが正しくない URL で指定されている場合,アップデート作業に支障がでます.
接続ソースの設定
YaST2 → ソフトウェア → インストールのソースを変更する
で表示されるダイアログにおいて,接続ソースを変更できます.
最新のパッケージをとにかく集めるためには,次のソースが有効のようです.
SUSEのあらゆる機能を体験したい場合のインストール・ソース
また,外部リポジトリを指定することもできます.例えば,
は,GnuCashを取得するためのリポジトリとして登録します.
登録方法は,上記のダイアログに置いて「追加(A)」をクリックし,次のような設定を施します.
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
プロトコル | FTP |
サーバ名 | ftp.gwdg.de |
ディレクトリ | linux/misc/suser-crauch/10.0/ |
linux/misc/suser-crauch/10.1/ |
ソースの信頼性を忠告するダイアログが出ますが,OKをしておきます.
apt-get
やっぱりパッケージ管理はaptでしたい.という場合には,SuSE用のaptをインストールします.
まず,Installing apt4suseにあるリンクから,install-apt4suseを取得し,インストールします.
1: rpm -ivh install-apt4suse.rpm
次に,install-apt4suseを実行します.
1: install-apt4suse
基本的には以上で終了です.楽ですね.
自分の場合,SuSE 10.1向けの修正を施してもうまくスクリプトが動かなかったので,必要なrpmを直接サーバから取り寄せました.
- apt-0.5.15cnc7-24.i586.rpm
- apt-libs-0.5.15cnc7-24.i586.rpm
これらをインストールしてから,install-apt4suseを実行すると,自動的にソースファイルを生成してくれます.で,めでたく,
1: apt-get update ; apt-get upgrade
が打てます.GPG関係でエラーが出たら,
1: vi /etc/apt/apt.conf.d/gpg-checker.conf
を次のように編集する.
1: // GPG::Check true; 2: GPG::Check false;
BOOT OPTION
/boot/grub/grub.conf を編集すれば,起動順番をコントロールできる.